メリーとサニー 2011-01-10-Mon

去年のシーズン頭、相方の塗炭ブルー号ミサイル降格は、
私の中では必然的とも言える様な出来事だった。

凹む彼を焚きつけ、共にシーズンを走り切る事は出来た。
当の本人は勿論、私も何処かでスッキリとしない一年であったように思う。
それでも必然的と呼ぶのには、
彼の塗炭ブルーに対するものは金銭的な事を抜いても、
ウソップのメリー号に対する思い入れに類似したものを見たからかもしれない。

メリーは自ら相棒を降りたのだ。
彼に次なるステップへ進むことを望んで。

思えばここ数年彼はスキルアップを望む反面、
何処か諦めのような物を漂わせていた。
多くの助言者からも、今の箱では限界であると言われ続けていたし、
自分の奥の方で燻る気持ちが、
それと同じ種である事を感じ取っていたからなのかもしれない。
しきりに「楽しければいい」を口にする彼が、
心底楽しんでいたか───。
違うとすれば、確実にその部分が影響していたのだと思う。

彼は、無意識下でメリーに火を放つ決意をした。

塗炭ブルーというメリー号を失って半年、
去年の暮れ新しくサニー号が見つかった。
塗炭ブルーの存在は受け継がれつつ、
新たなる装備も手に入れ、
確実にそれよりもパワーアップした相棒となる。

初心に戻るというのは容易くない。
ステップを踏んできた相棒がそうさせてはくれない。
だからこそ、新しい相棒と向き合うならば、
初心に戻れることをチャンスとすべきなのだ。
今の初心は経験値0からではない。
前相棒との経験値分、
下駄を履いたところからのスタートになるからこそ、
若くない我らには最も貴重な一瞬なのだ。

新しい船出。
未知なる領域ではなく、
よく知りうる領域だからこそ、
新たな発見への楽しみがある。
上手くなる、ならないを除いても、
その相棒に乗るだけで楽しくなるような、
そんな1年になりそうだ。

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なんつって。
ちょっとONE PIECEに重ねて書いちまいました。
ONE PIECE知らなきゃ、意味不明か。
今年は我の相棒も衣替えの予定。
塗る色もほぼ確定。
バイナルを脱いでまっさらになるので、
私自身も気持ち的に初心に戻れそうでつ。
くぅ、楽しみ～～～～～。（昨夜のヨルダン戦の川平風）